【意味がわかると怖い話】赤い口紅に潜む“虫の色”の真実

美しさの象徴・赤い口紅。その鮮やかな色に、虫由来の色素が使われていたとは。

目次

  • 1: 赤い口紅の“美しさ”に潜む違和感
  • 2: “潰した虫”が彩る唇の真実
  • 3: 今も残る“美の裏側”と選択の余地
  • 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)

赤い口紅の“美しさ”に潜む違和感

誰もが一度は使ったことのある赤い口紅
女性らしさ華やかさの象徴として、長く愛されてきたアイテムです。

でもその鮮やかな赤色──実は、ちょっと意外な原料から作られていた時代があるんです。

その名もコチニール
なんと、虫から抽出された色素だったって知ってましたか?

“潰した虫”が彩る唇の真実

コチニールとは、南米原産のカイガラムシの一種。
この虫を乾燥させて粉砕すると、鮮やかな赤色の色素が得られるんです。

その色素はカルミンと呼ばれ、昔から食品化粧品に広く使われてきました。

でも、そんな背景を知らずに“虫の色”を口にしていた人も少なくありません。

特に口紅では、唇に“潰した虫の赤”を塗っていたことになる──そう考えると、ちょっとゾッとしませんか?

今も残る“美の裏側”と選択の余地

現在の化粧品は、より安定した合成色素が主流になっています。
でも、天然由来の成分としてコチニールが使われている製品も、まだ一部に存在しているんです。

特に“自然派”をうたうブランドでは、あえて天然色素を採用していることも。

だからこそ、成分表示をチェックすることが大切。

美しさの裏にある素材の物語を知ることで、自分に合った選択ができるようになります。

ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)

あさと

さて今日のテーマは「赤い口紅の“赤”に隠された虫の真実」。いや〜、これ、最初に聞いたときは正直びっくりしましたよ。

琳琳

ですよね。赤い口紅って、なんとなく“美しさの象徴”ってイメージがありますけど、その裏にが関係してるなんて…。

ロン

正確には「コチニール」というカイガラムシの一種ですね。乾燥・粉砕して得られる赤い色素カルミン」が、かつては口紅食品に広く使われていました。

あさと

いや〜、唇に“潰した虫の赤”を塗ってたって考えると、ちょっとゾッとするよね。

琳琳

でも、当時はそれが“天然由来”の高品質な色素として重宝されてたんです。今みたいに合成色素が当たり前じゃなかった時代ですから。

ロン

しかも、カルミン発色が良くて安定性も高い。熱や光にも強いので、化粧品には理想的だったんです。

あさと

なるほどねぇ。でも今はもう使われてないんでしょ?

琳琳

いえ、実は今でも一部の製品には使われているんです。特に“自然派”や“オーガニック”をうたうブランドでは、あえて合成色素を避けてコチニールを採用しているケースもあります。

ロン

成分表示に「カルミン」や「コチニール色素」と書かれていれば、それが虫由来の赤色です。気になる方は、購入前にチェックするのがオススメですね。

あさと

でもさ、って他にも使われてるの?口紅だけ?

琳琳

実は食品にも使われてるんですよ。たとえば、イチゴ味のゼリー赤いグミヨーグルトなんかにも。

ロン

赤色○号」などの表記がある場合、それがコチニール由来の可能性もあります。ただし、最近はアレルギーの懸念もあって、植物由来の色素に切り替える動きも進んでいます。

あさと

へぇ〜、知らずに食べてたかもしれないってことか…。でも、体に悪いわけじゃないんだよね?

琳琳

基本的には安全とされています。ただ、ごくまれにアレルギー反応を起こす人もいるので、注意が必要です。

ロン

ちなみに、コチニール古代アステカ文明でも使われていた歴史ある色素です。王族の衣装や宗教儀式にも使われていたとか。

あさと

うわ〜、歴史まであるのか。ってすごいな…。

琳琳

というわけで、今日のまとめです。赤い口紅鮮やかな色は、かつてコチニールという虫由来の色素で作られていました。今では多くの製品が合成色素に切り替わっていますが、自然派化粧品などでは今も使われていることがあります。

ロン

成分表示を見れば、「カルミン」や「コチニール色素」といった表記で確認できます。知らずに使うのではなく、「知ったうえで選ぶ」ことが、これからの消費者に求められる姿勢かもしれませんね。

あさと

いや〜、今日も勉強になった!次に口紅を買うとき、ちょっと成分表示を見ちゃいそうだな〜。

琳琳

美しさの裏側”を知るって、ちょっと怖いけど面白いですよね。

ロン

知識は、選択の自由を広げます。次回も、意味がわかるとちょっと怖い話をお届けしましょう。

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