【意味がわかると怖い話】“ポートレート”の本当の意味、知ってますか?
目次
- 1: ポートレート=人物写真…だけじゃない?
- 2: 語源は“portrahere”──死者を描くための言葉
- 3: 「これ、最初見たとき何も思わなかったけど…」
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
ポートレート=人物写真…だけじゃない?
スマホのカメラ機能でよく見かける“ポートレート”モード。背景をぼかして人物を際立たせる、おしゃれな撮影機能として人気ですよね。
でもこの“ポートレート”という言葉、実は単なる“人物写真”という意味だけではないんです。
語源をたどると、そこにはちょっとぞわっとする歴史が隠れているのだとか──。
語源は“portrahere”──死者を描くための言葉
“ポートレート”の語源は、ラテン語の“portrahere(引き出す・描き出す)”。
この言葉が使われ始めたのは、中世ヨーロッパ。亡くなった人の顔を記録するために描かれた“死後の肖像画”が、まさに“ポートレート”と呼ばれていたのです。
つまり、もともとは“生きている人を美しく撮る”ための言葉ではなく、“死者の姿を残す”ためのものだった──そう聞くと、ちょっと背筋が寒くなりませんか?
「これ、最初見たとき何も思わなかったけど…」
今や誰もが気軽に使う“ポートレート”モード。でも、その言葉の背景を知ってしまうと、ちょっと見方が変わるかもしれません。
何気なく撮った1枚の写真に、かつての“死者の記録”という意味が重なるとしたら──。
「これ、最初見たとき何も思わなかったけど…」と、誰かに話したくなる雑学として、ぜひ覚えておいてください。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日のテーマは「ポートレートの本当の意味」。スマホで写真を撮るとき、よく使う“ポートレートモード”ですが──琳琳、これ、ただの人物写真じゃないって話だったよね?
そうなんです。前半でご紹介したように、“ポートレート”の語源はラテン語の「portrahere」で、「引き出す・描き出す」という意味があります。
でも驚きなのは、中世ヨーロッパでは亡くなった人の顔を記録する“死後の肖像画”をポートレートと呼んでいたことなんです。
技術的に言えば、当時のポートレートは“記録”であり“証明”でもありました。写真がなかった時代、絵画が唯一の手段だった。だからこそ、死者の顔を残すことには大きな意味があったんです。
