【禁断の光学】LEDヘッドライトは違法スレスレだった
目次
- 1: ネットで買えるのに車検NG?
- 2: なぜ“違法スレスレ”なのか
- 3: 知らずに違反者になる前に
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
ネットで買えるのに車検NG?
最近、カー用品の売れ筋ランキングを見てみると、LEDヘッドライトが常に上位。
「明るい」「長持ち」「省エネ」と三拍子そろっていて、見た目もスタイリッシュ。
しかもネットでポチッと買えて、自分で交換できる手軽さも人気の理由です。
でも――ここに落とし穴。
実は、ネットで売られているLEDヘッドライトの中には、光軸がズレていて保安基準を満たさない“グレーな製品”が少なくないんです。
光軸がズレると、対向車のドライバーを眩惑させたり、歩行者を見落としたりと危険が増すため、
車検で不合格になるだけでなく、「整備不良」として警察に止められる可能性もあるんです。
「えっ、合法だと思ってたのに…」
そんな声が聞こえてきそうですが、実は“合法スレスレ”のLEDヘッドライト、意外と身近に潜んでいるんです。
なぜ“違法スレスレ”なのか
そもそも、車のヘッドライトには厳密な保安基準があるって、ご存じでしたか?
「明るければOK」ではなく、光の向き(光軸)や照らす範囲まで細かく決められているんです。
ところが、市販のLEDバルブを純正ハロゲン用のリフレクターにそのまま装着すると、
光の反射角が合わずに光が拡散したり、変な方向に飛んでしまうことがあるんです。
見た目は「おっ、明るいじゃん!」と満足していても、
実際には対向車を眩惑させたり、肝心の前方がうまく照らせていなかったりするケースも。
その結果、「違法改造」とみなされて車検NG、最悪の場合は取り締まり対象になることもあるんです。
つまり、LED化は“光のチューニング”。
見た目の明るさと、法的な「正しさ」は別物なんですね。
知らずに違反者になる前に
LEDヘッドライトの“光のチューニング”、やってみたい気持ちはわかります。
でも、「安いから」「明るいから」だけで選ぶと、思わぬ違反リスクを背負うことに…。
まず大前提として、「車検対応」と明記された製品を選ぶことが重要です。
パッケージや商品説明にEマーク取得済みなどの記載があるか、しっかりチェックしましょう。
そして、取り付けた後も油断禁物。
光軸のズレは見た目ではわかりにくいため、専門業者に光軸調整を依頼するのが安全です。
「自分で交換できるからラク!」と思っていたら、
実は“知らないうちに違法改造車”になっていた――なんてことも。
LED化は、ちょっとした知識と注意で合法&快適なドライブに変わります。
せっかくの明るさ、正しく使ってこそ光るんです。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さてさて、今日のテーマは「LEDヘッドライトは違法スレスレだった」という、ちょっとドキッとする話題でしたが…琳琳さん、ロンくん、前半をざっくり振り返ってもらえますか?
はい。まず、最近はネットで簡単に買えるLEDヘッドライトが人気ですが、その中には車検に通らない製品もあるという話でしたね。
特に光軸がズレていると、保安基準に違反して整備不良扱いになる可能性があるんです。
技術的に言うと、純正ハロゲン用のリフレクターにLEDをそのまま装着すると、光の反射がうまくいかず、照射範囲が乱れるんだ。
見た目は明るくても、実際には対向車を眩惑させたり、前方がうまく照らせなかったりするケースが多い。
なるほどねぇ…「明るい=安全」って思いがちだけど、実は“正しく明るい”ことが大事なんだね。
でもさ、琳琳さん。ネットで「車検対応」って書いてあるのに、実際は通らないってこともあるの?
あります。表記があいまいだったり、海外製でEマーク未取得だったりすると、車検ではじかれることも。
だから「車検対応」「Eマーク取得済み」などの明記をしっかり確認するのがポイントです。
あと、取り付け後の光軸調整も忘れちゃいけない。
人間の目ではズレを判断しにくいから、専門業者に頼むのがベストだよ。
うーん、LEDって“つければ終わり”じゃないんだね。
…ところでさ、ちょっと脱線していい?最近、やたら青白いライトの車って増えてない?あれってカッコいいけど、眩しくない?
あ、それもよくある話ですね。色温度が6000K以上になると、白というより青白くて眩しい印象になります。
見た目はスタイリッシュでも、眩惑の原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
ちなみに、保安基準では色温度や照射範囲もチェックされるから、カッコよさだけで選ぶと違法改造扱いになることもあるよ。
いや〜、知らないうちに違反者になってるかもって、ちょっと怖いね。
じゃあ最後に、どうすれば安心してLEDヘッドライトを使えるのか、まとめてもらえる?
はい。ポイントは3つです。
- 車検対応と明記されたLEDヘッドライトを選ぶこと。
- Eマーク取得済みなどの表記を確認する。
- 取り付け後は専門業者による光軸調整を必ず行う。
これだけで、違法改造のリスクを大きく減らせます。
技術的にも、LED化は光のチューニング。
明るさ・安全性・合法性のバランスを取ることが、快適なドライブへの近道だよ。
というわけで、LEDヘッドライトを選ぶときは車検対応・光軸調整・違法改造の回避を意識して、
“カッコよくて安全”なカーライフを楽しんでくださいね。
今日も「へえ〜!」が詰まった放送でした。ではまた次回!