【知られざる真実】リサイクル古着が海外で“廃棄物扱い”になる理由

善意で出した古着が、海外で再利用されず廃棄物として処理されるケースが増えています。なぜそんなことが起きるのか、その背景と私たちができる選択をわかりやすく解説します。

目次

  • 1: 寄付した古着が“廃棄物扱い”になる現実
  • 2: 国際基準の“グレーゾーン”が生む抜け道
  • 3: エコのつもりが逆効果?私たちができる選択
  • 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)

寄付した古着が“廃棄物扱い”になる現実

リサイクルに出した古着は、誰かの役に立っているはず」──多くの人がそう信じていますよね。ところが実際には、国内で回収された古着の相当数が海外へ輸出され、そのうち「売り物にならない」と判断されたものは現地で廃棄物扱いになってしまうことがあります。

再利用されるどころか、埋立地に山積みされたり、非公式な焼却に回されたりして、むしろ環境負荷を生んでしまうケースもあるのです。善意で手放したはずの服が、思わぬ形で地球の負担になっている──そんな知られざる現実が広がっています。

国際基準の“グレーゾーン”が生む抜け道

古着の行き先が複雑になる背景には、「これは商品なのか、それとも廃棄物なのか」という国ごとの線引きの違いがあります。本来なら明確に区別されるべきなのに、その基準がバラバラなため、品質の低い古着でも「商品」として輸出できてしまう抜け道が生まれているのです。

さらに、こうした問題に対応する国際ルールの整備が追いついておらず、グレーな状態のまま世界中を流通してしまう──これが、善意のリサイクルが思わぬ形で環境負荷につながる土壌になっています。

エコのつもりが逆効果?私たちができる選択

「エコのために古着を出す」という行動も、少し視点を変えるだけでより環境にやさしい選択になります。まず大事なのは、その服が本当に再利用できる状態かを見直すこと。破れや大きなシミがあるものは、寄付しても結局は海外で廃棄物扱いになってしまう可能性があります。

一方で、地域のリユースショップやフリマアプリ、ちょっとしたお直しなど、循環を“身近な範囲”で完結させる方法も増えています。こうしたローカルな循環は、輸送による負荷も少なく、結果的に環境へのダメージを抑えることにつながります。

そして何より、私たち消費者の選択が市場の流れを変えていきます。「長く使える服を選ぶ」「直して使う」「地域で循環させる」といった行動が広がれば、海外での大量廃棄を減らす力にもなるのです。

ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)

あさと

さあ、ここからは“読むラジオ”後半戦。今日は“リサイクル古着の知られざる真実”をテーマにお届けしてきましたが……いやあ、前半けっこう衝撃でしたね。善意で出した古着が、海外で廃棄物扱いになってるなんて。

琳琳

そうなんですよね。国内で回収された古着の多くが海外に輸出されていて、その中には“商品”として扱われるものと“廃棄物”と判断されるものが混在してしまう。しかも、その線引きが国によってバラバラという現状があります。

ロン

技術的に言うと、国際基準の不統一が問題だワン。「商品か廃棄物か」の判断基準が曖昧だから、品質の低い古着でも“商品”として輸出できてしまう。結果、現地で処理しきれず、埋立地や非公式焼却に回されるケースが発生するワン。

あさと

いや〜、聞けば聞くほど“エコのつもりが逆効果”って状況が生まれちゃってるんですね。寄付した側は良かれと思ってるのに。

琳琳

だからこそ、私たちの“出し方”や“選び方”が大事になってくるんですよね。

あさと

ところでさ、ロン。ロボット犬のくせに古着事情に詳しすぎない?

ロン

ワタシはAIロボット犬だワン。データを食べて育つタイプだワン。

琳琳

食べるって言い方やめてくださいよ(笑)。でも、ロンは本当に分析が早いですよね。

あさと

いや、でもさ。古着って、なんか“旅してる感”あるじゃない? 自分が着てたTシャツが、気づいたら海外で誰かが着てる……みたいな。

琳琳

そのイメージ、すごくわかります。でも実際には、気候や文化、サイズの違いで“着られない服”も多いんですよね。

ロン

特に日本の古着はサイズが小さい傾向があるワン。さらに、化学繊維の劣化やシミ、破れなどで再利用が難しいものも多いワン。

あさと

なるほどねぇ……。じゃあ“旅してる”どころか、“行き先で困らせてる”服もあるわけだ。

琳琳

そうなんです。だからこそ、私たちの行動が大事になってくるんです。

あさと

じゃあ最後に、“私たちができること”を整理しておきましょうか。

琳琳

まず一つ目は、古着を寄付・リサイクルに出す前に本当に再利用できる状態かをチェックすること。破れや大きな汚れがあるものは、海外で廃棄物扱いになる可能性が高いんです。

ロン

二つ目は、できるだけ地域内で循環させることだワン。リユースショップ、フリマアプリ、お直しなど、ローカルな循環は輸送負荷が少なく、環境に優しいワン。

琳琳

そして三つ目。私たち消費者の選択が古着リサイクルの市場を変えるという視点を持つこと。“長く使える服を選ぶ”“直して使う”という行動が広がれば、海外での古着の大量廃棄を減らす力になります。

あさと

つまり、“エコのつもりが逆効果”にならないように、私たちができる選択を意識することが大事なんですね。

ロン

その通りだワン。小さな行動でも、積み重なれば大きな変化につながるワン。

琳琳

古着リサイクルは、ただ“出す”だけじゃなく、“どう出すか”“どう選ぶか”が問われる時代になってきていますね。

あさと

今日の話を聞いて、クローゼットの見直しをしたくなった人、多いんじゃないでしょうか。というわけで、今回は“リサイクル古着の知られざる真実”をお届けしました。次回もお楽しみに。

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