工具を“使う”より“揃える”快感──集めたがる人の心理とは?
目次
- 1: なぜ使わない工具まで欲しくなるのか
- 2: 収納が美しいほど満たされるワケ
- 3: 使わない工具ほど愛着が湧く理由
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
なぜ使わない工具まで欲しくなるのか
「この工具、使う予定はないけど…なんか欲しい!」──そんな気持ち、経験ありませんか?
DIYやカスタムが好きな人の中には、実際には使わない工具までつい集めてしまうタイプが意外と多いんです。
しかもそれ、計画的というより“衝動的”。目の前に並ぶピカピカの工具を見て、「これがあれば何かできそう!」と、まだ見ぬ可能性にワクワクしてしまう。
つまり、工具を買うことで“未来の自分”を手に入れたような気分になり、満足感を得ているんですね。
収納が美しいほど満たされるワケ
工具を買ったあと、使うより先に「どう並べようか」と考えてしまう──そんな人、いませんか?
ラベルを貼って、色で分類して、サイズ順に並べて…この“整理”そのものが、ひとつの快感になっているんです。
なぜかというと、収納の美しさは自己管理能力や理想の自分像を視覚化する手段だから。
つまり工具は、ただの“使う道具”ではなく、“自分を整える鏡”にもなっているんですね。
使わない工具ほど愛着が湧く理由
使っていない工具なのに、なぜか手放せない──そんな感覚、ありませんか?
実は未使用の工具ほど、「いつかやってみたい」「理想の未来に近づきたい」といった夢の象徴になりやすいんです。
いざ使ってしまうと、それは現実になってしまう。でも使わずにいることで、ずっと可能性として持ち続けられる。
だからこそ、使わない工具ほど特別な存在として大切にされる傾向があるんですね。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日のテーマは「工具を使うより、揃えるのが楽しいってどういうこと?」でしたが、前半では“使わない工具”にこそ愛着が湧くって話、面白かったですね〜。
はい。工具を買うことで「いつかやってみたい」という理想の未来を手に入れたような気分になる──そんな心理が働いているんですよね。
技術的に言えば、それは“可能性の所有”によるドーパミン報酬ですね。使うことで現実になり、夢が終わる。でも使わなければ、ずっと夢のまま保持できる。
なるほど〜。じゃあ、工具って“夢のカタチ”でもあるんだ。しかも、使わない工具ほど大事にされるっていうのがまた不思議。
さらに言うと、工具を並べたり収納したりすること自体が快感になっている人も多いんです。ラベルを貼ったり、色で分類したり…まるで“自分の理想像”を棚に並べてるような感覚ですね。
それは“視覚的達成感”による自己効力感の強化です。整理された工具は、自己管理能力の象徴でもあります。
ところでさ、工具ってなんであんなにカッコよく見えるんだろう?使い方知らなくても、持ってるだけで“できる人”っぽく見えるよね。
それ、ありますね!特にメカっぽい工具は“秘密基地”感があって、男性に人気です。最近は女性向けのカラフル工具セットも増えていて、インテリアとして飾る人もいるくらいです。
工具は“機能美”の塊です。目的に特化した形状は、無駄がなく合理的。人はそういうデザインに本能的な魅力を感じるんです。
たしかに、使わなくても「持ってるだけで安心」っていうのもあるかも。災害時とか、急なトラブルに備えて…って言い訳しながら買っちゃう(笑)
それも立派な理由です!工具は“未来の安心”を買ってるとも言えますね。
ということで、今日のまとめ!工具って、使うためだけじゃなくて──
はい、揃えること自体が快感であり、収納の美しさが自己表現になり、そして使わない工具ほど夢や可能性の象徴になる──そんな心理が見えてきました。
つまり工具は、使う道具であると同時に、自分を整えるアイテムでもある。技術的にも心理的にも、非常に興味深い対象です。
いや〜、工具って奥が深い!次ホームセンター行ったら、使う予定なくても手に取っちゃいそうだなあ。
それ、もう立派な“工具好き”ですね(笑)