香水はこすらない!手首の常識を覆す正しい使い方とは
目次
- 1: なぜ手首にこするのが定番なのか
- 2: こすると香りが変質する理由
- 3: 正しい香水のつけ方とは?
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
なぜ手首にこするのが定番なのか
「香水は手首にシュッとして、こすり合わせる」——そんな動作、あなたも無意識にやっていませんか?
実はこれ、昔から“なんとなくの常識”として広まってきた習慣なんです。テレビCMや映画のワンシーンでもよく見かけるし、親や友達に教わったまま、深く考えずに続けている人も多いはず。
香りを広げたい、肌になじませたい——そんな気持ちから、つい手首をすりすり。でも実はこの行為、香水の香りを台無しにしてしまう可能性があるって知ってましたか?
こすることで摩擦と体温が加わり、香水の“トップノート”と呼ばれる最初の香りが飛びやすくなってしまうんです。つまり、香水が持つ繊細な香りのストーリーが、始まる前に終わってしまうかもしれない…!
こすると香りが変質する理由
香水って、ただいい匂いがする液体じゃないんです。実は、時間とともに変化する三層構造になっていて、最初に香るトップノート、続いて広がるミドルノート、そして最後に残るラストノート——まるで香りの物語を演じるように設計されているんです。
でも、手首をこすることでこの物語が台無しになることも。摩擦によって熱が生じると、香料の分子構造が変化してしまう可能性があるんです。つまり、香水が意図した順番やバランスが崩れてしまう。
その結果、トップノートが飛んでしまったり、ミドルノートが妙に強調されたりと、香りのグラデーションが乱れてしまうことに。せっかくの香水が「なんか違う…」って印象になってしまうのは、こすったせいかもしれません。
正しい香水のつけ方とは?
じゃあ、香水ってどうやってつけるのが正解なの?
答えはシンプル。こすらず、肌にそっと吹きかけるか、ポンと置くようにつけるのが理想的なんです。香りは“広げる”より“漂わせる”もの。摩擦なしで、自然に香りが立ち上るのを待つのがポイント。
つける場所にもコツがあります。おすすめは体温が高くて香りが広がりやすい部位。たとえば耳の後ろ、ひじの内側、膝の裏など。脈が通っている場所は、香りがふわっと立ち上がりやすいんです。
さらに、香りを長持ちさせたいなら、保湿された肌に使うのが効果的。乾燥した肌よりも、しっとりした肌のほうが香りをしっかりキャッチして、ゆっくり放ってくれるんです。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さてさて、前回までで「香水を手首にこするのはNG」という話、かなり衝撃でしたね。僕もずっとやってましたよ、こするやつ。
そうですよね。多くの人が香りを広げたいと思ってこすってしまうんですが、実はそれが香水の香りを壊してしまう原因になるんです。
香水はトップ・ミドル・ラストの三層構造で設計されています。摩擦によって熱が加わると、トップノートの揮発が早まり、分子構造が変化する可能性があります。
つまり、香水の“物語”が始まる前に終わっちゃうってことか…。なんかもったいないなあ。
そうなんです。だからこそ、正しいつけ方を知っておくことが大事なんですよね。
ところでさ、香水っていつからこんなに“難しい”ものになったんだろう?昔は「いい匂い=モテ」って単純だった気がする。
確かに、香水っておしゃれアイテムのイメージが強いですよね。でも実は、香りって印象操作のツールでもあるんです。
香りは記憶と強く結びついています。ある香りを嗅ぐと、過去の体験や人物を思い出すことがあります。だからこそ、香水の選び方や使い方は、コミュニケーションの一部とも言えるでしょう。
なるほどねぇ。じゃあ、つけすぎて“香害”になるのは、逆効果ってことか。
そうなんです。香水は香らせるものじゃなくて、漂わせるもの。自分ではちょうどいいと思っても、周囲には強すぎることもあるので注意が必要です。
あ、そういえば昔、電車で隣の人がちょっと遠ざかっていったことあったな…。あれ、俺の香水だったのかも。
可能性は高いですね。香水の粒子は空気中に広がるため、密閉空間では特に影響が出やすいです。
では改めて、香水の正しいつけ方をまとめておきましょう。
- こすらず、肌にそっと吹きかけるか、ポンと置くようにつける。
- 耳の後ろ、ひじの内側、膝の裏など、体温が高い部位がおすすめ。
- 保湿された肌に使うと、香りが長持ちしやすい。
香水は化学的にも繊細な製品です。正しい使い方をすることで、香りのグラデーションを最大限に楽しむことができます。
いや〜、今日も“へえ〜!”が止まらなかったな。香水って、つけ方ひとつで印象が変わるんだね。
そうなんです。だからこそ、香水の使い方や香りの構造を知っておくと、もっと自分らしい香りの演出ができるようになりますよ。
次回は「香水の選び方」なんてテーマも面白そうだね。ロン、また頼むよ!
了解。香りの世界は奥深いですからね。