【実は逆効果】香水の“こすり塗り”が香りを消していた理由と正しい使い方
目次
- 1: 1. ほとんどの人がやっている“こすり塗り”の落とし穴
- 2: 2. 摩擦で飛ぶトップノートの仕組み
- 3: 3. 正しい香水の付け方と“長持ちテク”
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
1. ほとんどの人がやっている“こすり塗り”の落とし穴
香水をつけたあと、手首同士をスリスリこする──ほとんどの人が当たり前のようにやっているこの動作、実は“昔からのクセ”として広まっただけで、正しい使い方だと思い込んでいる人が多いんです。でも、こすると摩擦で香りの分子が壊れたり、揮発が一気に進んだりして、本来の香りが持つ“変化のストーリー”が台無しに。つまり、よかれと思ってやっていたあのスリスリ、実は香りを弱める逆効果の行為だった──という、ちょっとショッキングな話です。
2. 摩擦で飛ぶトップノートの仕組み
香水には、時間とともに香りが変化する“3部構成”があります。つけた瞬間に広がるのがトップノート、その後に落ち着いてくるのがミドルノート、最後にほのかに残るのがラストノート。ところが、このトップノートはとても繊細で、摩擦の熱や刺激に弱いのが特徴です。手首をこすってしまうと、トップノートだけが一気に揮発してしまい、「思ったより香りが弱い」と感じる原因に。つまり“香りが弱い”のではなく、“弱くしてしまっている”可能性が高いというわけです。
3. 正しい香水の付け方と“長持ちテク”
香水を上手に楽しむコツは、とにかくこすらず、そっと置くこと。肌の上にポンと乗せるようにつけるだけで、トップノートの繊細な香りがきちんと残り、時間とともに変化する香りの流れもきれいに感じられます。つける場所は、体温が伝わりやすいパルスポイントがおすすめで、手首・首筋・ひじの内側などが定番です。さらに香りを長持ちさせたいなら、肌が乾燥していると揮発が早まるため、軽く保湿しておくと効果的。また、香水そのものも直射日光や高温を避けて保管すると、香りの劣化を防げます。ちょっとした工夫で、香りの“持ち”は驚くほど変わります。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて、ここまで“香水をこすると香りが飛ぶ”という、ちょっとショッキングな話をしてきましたけど……いやあ、知らなかった人、多いんじゃないかなあ。僕も完全に“スリスリ派”でしたよ。
そうですよね。手首をこするのって、誰かに教わったわけじゃないのに、なぜか“正しいつけ方”みたいに広まってますよね。でも実際は、トップノートが摩擦で一気に揮発してしまうので、香りの持続時間が短くなる原因になってしまうんです。
トップノートは分子構造が軽く、揮発しやすい。摩擦熱が加わると、その揮発速度がさらに加速する。結果として“香りが弱い”と感じるのは、香水の品質ではなく、ユーザーの操作ミスである可能性が高い。
ロン、相変わらず説明がロボット犬らしいね。いやでも本当に、つけ方ひとつで香りの印象って変わるんだなあ。
あさとさん、普段どんな香水つけてるんですか?
僕? いやあ、実は“なんとなく良さそう”で買ったやつを、気分でつけてるだけで……香りの変化とか、あんまり意識してなかったなあ。
香水は“時間の芸術”とも呼ばれる。トップ、ミドル、ラストの変化を楽しむのが本来の使い方だ。
へえ、なんか急にオシャレなこと言うじゃない。ロン、そういうのもっと言ってよ。
でも確かに、香りの変化をちゃんと感じるには、こすらず“置くように”つけるのが大事なんですよね。手首にポン、首筋にポン。それだけで香りのストーリーがきれいに残ります。
なるほどねえ。そういえば、香水って長持ちさせるコツとかあるの?
肌が乾燥していると揮発が早まる。事前に軽く保湿すると、香りの持続時間が伸びる傾向がある。また、香水そのものも高温や直射日光を避けて保管すべきだ。
ロン、今日はいつもより優しい説明ですね。
ユーザーの理解度最適化のためだ。
いや、ただの照れ隠しじゃないの?
では最後に、今日のポイントをまとめますね。まず、“香水をこする”という行為は、トップノートを壊してしまい、香りの持続を弱める逆効果になります。
正しい香水のつけ方は“こすらず置く”。パルスポイントに軽く乗せるだけで、香りの変化がきれいに残る。
そして“香水が長持ちしない”と感じていた人は、つけ方を変えるだけで驚くほど改善するかもしれない、と。
はい。さらに、肌の保湿や香水の保管方法も、香りの持続に大きく影響します。今日から“こすらない派”に変わるだけで、香水の魅力がぐっと引き立ちますよ。
香水のこすり塗りは非推奨。香りを長持ちさせたいなら、摩擦を避け、適切なポイントに適量を配置すること。
というわけで、今日のテーマは“香水のこすり塗りは逆効果だった”というお話でした。明日、誰かに話したくなる雑学だったんじゃないでしょうか。
