【消された話】戦後日本で“美容税”が導入されかけた日とその舞台裏
目次
- 1: 1. 戦後の混乱が生んだ“奇妙な税案”
- 2: 2. なぜ“美容”が狙われたのか
- 3: 3. そして議事録ごと“消えた”
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
1. 戦後の混乱が生んだ“奇妙な税案”
戦後まもない日本は、まさにお金がない国でした。道路も家も焼け、国の財布もスカスカ。政府は「どこかに新しい税源はないか…」と、まるで落とした小銭を探すように必死になっていたんです。
そんな混乱の中で、なぜか急浮上したのが――「化粧品に税金をかけよう」という、ちょっと奇妙なアイデア。なぜ化粧品だったのか? その裏には、当時ならではの“ある事情”がありました。
2. なぜ“美容”が狙われたのか
当時の日本では、化粧品は今よりずっと贅沢品と見なされていました。食べ物や衣服の確保が最優先の時代に、「おしゃれ」はどうしても後回し。だから政府の目には、「ここなら税金をかけても大きな反発は起きないだろう」という“取りやすい場所”に映ったのです。
しかも、化粧品に課税すればかなりの税収が見込めると試算され、財政難の国にとっては魅力的な数字でした。
ただし、この案が実現していたら影響を受けるのは主に女性の日常生活。口紅ひとつ、パウダーひとつが今よりずっと高くなり、「身だしなみを整える」こと自体が負担になる可能性がありました。美容税は、単なる税金の話ではなく、当時の女性たちの暮らしを揺るがす案でもあったのです。
3. そして議事録ごと“消えた”
ところが、この“美容税”の話は、検討が進むほど予想外の反発を呼びました。特に女性たちの間では、「贅沢じゃなくて生活必需品だ」という声が強く、政治家たちも「これは火種になる」と一気に慎重になっていきました。財源確保どころか、票を失うリスクのほうが大きい――そう判断された瞬間、案は静かに引っ込められていきます。
そして奇妙なのは、ここからです。最終的にこの案は議事録ごと姿を消したとされ、公式な記録にはほとんど残っていません。なぜ消されたのか。単なる“失敗した税案”として片付けたかったのか、それとも余計な波風を立てたくなかったのか。いずれにせよ、この出来事は「税金は生活のどこに線を引くべきか」という、今にも通じる問いをそっと投げかけています。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日は“美容税が導入されかけた日”という、ちょっと不思議な歴史を振り返ってきましたけど……いやあ、戦後の混乱って本当に何でもアリだったんですね。
そうなんですよ。当時は財源不足が深刻で、政府が新しい税源を手探りで探していた時代でした。その中で、化粧品が贅沢品と見なされていたこともあって、ターゲットにされてしまったんですね。
しかし、実際に課税しようとすると、女性たちの生活に大きな影響が出ることが分かってきた。口紅やパウダーが高くなると、単なるおしゃれではなく身だしなみの問題になる。これは社会的な反発を招くと判断されたわけだ。
で、結局“議事録ごと消えた”っていうのが、またミステリー感あるんですよね。そんなことある?
公式記録がほとんど残っていないのは本当に珍しいんです。おそらく“失敗した税案”として静かに処理したかったのか、あるいは政治的な火種を残したくなかったのか……理由は推測の域を出ません。
行政文書が残らないというのは、技術的に見ても異例だ。通常は検討段階の資料でも何らかの形でアーカイブされる。つまり意図的に残さなかった可能性が高い。
でもさ、もし美容税が本当に導入されてたら、今どうなってたんだろうね? 例えば“口紅税10%アップ!”みたいな。
それ、コスメ好きの人は大変ですよ。季節ごとに新作を買うたびに税金も上乗せされるなんて……。
むしろ“美容に税金をかけるのは差別だ”という議論が現代なら確実に起きる。SNSで炎上して、数時間で撤回されるだろう。
確かに。ハッシュタグ“#美容税反対”とか絶対トレンド入りするよね。
でも、こういう“消えた政策案”って、歴史の裏側をのぞくようで面白いですよね。表に出なかっただけで、実は検討されていた案って他にもたくさんあるんでしょうね。
政策というのは、採用されなかった案のほうが圧倒的に多い。だが、その“ボツ案”にこそ時代の価値観が表れる。
というわけで、今日は“美容税”という、ちょっと信じられないような話を見てきました。
戦後の財政難、化粧品が贅沢品とされた価値観、そして女性たちの生活への影響――その全部が重なって生まれたのが、この消された税案だったんですね。
そして議事録ごと消えたという事実は、“税金はどこに線を引くべきか”という現代的なテーマを浮かび上がらせる。美容税の議論は、単なる歴史の小ネタではなく、生活と税制の関係を考える材料になる。
つまり、“美容税が導入されかけた日”は、今の私たちにも静かに問いかけているわけですね。「何に税金をかけるべきか?」「それは誰の生活に影響するのか?」って。
歴史の“消された話”って、意外と今に通じるヒントがあるんです。
だからこそ、記録に残らなかった出来事も掘り起こす価値がある。
今日も面白かったですね。それではまた次回。
