【公にはされない】ペットフードの香りが“人間基準”な理由とは？

なぜ“いい香り”のペットフードが増えているの？

ペットフード売り場を歩いていて、「あれ、なんかおいしそうな匂いがする…」と感じたことはありませんか？──実はその香り、ペットのためというより“人間の鼻”を意識して作られていることがあるんです。

というのも、ペットフードを選ぶのは飼い主。だからこそ、袋を開けたときに「おいしそう！」と思ってもらえるよう、香料が人間好みに調整されているんです。まるでビーフシチューや焼き魚のような香りがするのも、そんな理由からなんですね。

ペットの好みより“飼い主の鼻”が優先される理由

ペットフードを買うかどうかを決めるのは、当然ながらペットではなく飼い主。だからこそ、店頭での第一印象──とくに香り──が売上に大きく影響します。

「おいしそう」「安心できそう」と感じる香りは、飼い主の購買意欲をグッと引き上げる重要な要素。そのため、実際にはペットが好む匂いとは少し違う香料が使われていることもあるんです。

つまり、ペットフードの香りは“ペットのため”でありながら、“飼い主の鼻”を意識したマーケティング戦略でもあるんですね。

“いい匂い＝安心”は思い込み？選ぶときの注意点

「いい匂いがするから、きっと品質もいいはず」──そんなふうに感じてしまうこと、ありませんか？でも実は香りの良さが品質の高さを保証するわけではないんです。

本当にペットに合ったフードを選ぶには、成分表示や原材料のチェック、そしてペットの反応をしっかり観察することが大切。

“人間目線の演出”に惑わされず、ペットの健康と好みに寄り添った選択を心がけたいですね。

ラジオ形式トーク（ふもとあさと＆仲間たち）

あさと

さて今日のテーマは「ペットフードの香り」について。いや〜、琳琳さん、最近のペットフードって、ほんとに“いい匂い”がするよね。袋を開けた瞬間、「あれ？これ人間用？」って思うくらい。

琳琳

そうなんですよね。実はあの香り、人間の嗅覚に合わせて作られていることが多いんです。ペットが食べるものなのに、なぜ人間基準？って思いますよね。

ロン

補足すると、これは購買心理に基づいたマーケティング戦略です。人間は嗅覚から「安全そう」「高品質そう」といった印象を受けやすいため、香りの演出が売上に直結するんです。実際、香料の調整には高度な技術が使われていて、ビーフシチュー風や焼き魚風など、まるで人間の食事のような香りが再現されています。

あさと

へぇ〜、じゃああの香りは“ペットのため”というより、“飼い主のため”ってことか。

琳琳

そうなんです。でもここで注意したいのが、香りが良いからといって、必ずしもペットにとって良いフードとは限らないということ。

あさと

あ、そこ大事だね。つい「いい匂い＝いいフード」って思っちゃうけど…。

ロン

実際、犬や猫の嗅覚は人間より何十倍も鋭いので、人間が「いい匂い」と感じる香料が、ペットにとっては強すぎたり、好みじゃなかったりすることもあります。つまり、香りの良さと栄養バランスや安全性は、必ずしも一致しないんです。

琳琳

だからこそ、飼い主としては成分表示や原材料をしっかりチェックして、ペットの反応を観察することが大切ですね。

あさと

でもさ、もしペットフードの香りが“完全にペット基準”だったら、どうなるんだろう？人間には「くさっ！」って感じるような匂いになっちゃうのかな？

琳琳

可能性はありますね（笑）。犬なんかは、私たちが「うわっ」と思うような匂いを好むこともありますから。

ロン

実際、犬の嗅覚は人間の1万倍以上とも言われていて、腐敗臭や発酵臭にも敏感です。もしペットの嗅覚に最適化された香りにしたら、人間には耐えがたいかもしれません。

あさと

それはそれで面白いけど…売れないだろうな（笑）

琳琳

ですね（笑）。だからこそ、今のペットフードは人間とペットの中間を狙った香り設計になっているんです。

あさと

ということで、今日のまとめ！ペットフードの香りは、実は人間の嗅覚を意識して作られている。でも、香りが良いからといって、それが品質や安全性を保証するわけじゃない。

琳琳

はい。大切なのは、成分表示や原材料を確認し、ペットの反応をしっかり見ること。“いい匂い”に惑わされず、ペットの健康と好みに合ったフードを選ぶ視点が大切です。

ロン

香りはあくまで演出。本質は中身にあります。ペットフード選びでは、人間目線の香りに頼りすぎず、ペット本位の判断を心がけましょう。

あさと

というわけで、今回は「ペットフードの香りが人間基準なワケ」についてお届けしました。次回も、身近だけどちょっと気になる話題を掘り下げていきますよ〜！