【やばすぎる雑学】健康食品の“効能表示”は違法スレスレだった
目次
- 1: 「若返る」はNG?──健康食品広告の落とし穴
- 2: なぜ見逃されている?──規制の“穴”と業界の実態
- 3: 高齢者こそ要注意──“信じすぎ”が招く健康リスク
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
「若返る」はNG?──健康食品広告の落とし穴
「血圧が下がった!」「若返った気がする!」──そんな言葉、健康食品の広告で見かけたことありませんか?とくに高齢者向けの商品では、“効能”をうたうような表現がズラリ。でも実はこれ、法律的にはかなり危ういんです。
薬機法というルールでは、医薬品でない商品が“治療効果”を暗示することを禁止しています。つまり、健康食品が「病気に効く」「体調が改善する」といったニュアンスを出すのはNG。
とはいえ、企業も抜け道を探していて、「※個人の感想です」「効果には個人差があります」といった文言を添えて、ギリギリのラインを攻めているのが現状。でもこれ、法的にはグレーゾーン。知らずに信じてしまうと、ちょっと危ないかもしれません。
なぜ見逃されている?──規制の“穴”と業界の実態
じゃあ、なんでそんな“違法スレスレ”の広告が堂々と出回ってるの?──その理由は、意外とシンプルです。
まず、広告の数が多すぎる。健康食品だけでも膨大な商品があり、行政がすべてをチェックするのは現実的にムリ。消費者庁や厚労省も、基本的には「注意喚起」止まりで、強制的に止めさせるケースは少ないんです。
さらに業界側もしたたか。「曖昧な表現ならセーフでしょ?」と割り切って、リスクを承知で広告を出している企業も。つまり、“バレなきゃOK”という空気が、業界全体に漂っているのが実態なんです。
高齢者こそ要注意──“信じすぎ”が招く健康リスク
とくに気をつけたいのが、健康意識の高いシニア層。年齢を重ねると体調への不安が増すぶん、「効きそう」と思った広告を信じやすくなってしまいます。
でも、そこには落とし穴も。過剰に摂取してしまったり、医師の治療と併用して思わぬ副作用が出るケースもあるんです。
「自然由来だから安全」「口コミで評判」──そんな言葉も、科学的な根拠がないまま広まっていることが多く、鵜呑みにするのは危険。
購入前には成分表示や認可状況をしっかり確認して、できれば医師や薬剤師に相談するのが安心です。“信じすぎ”が健康リスクになるなんて、本末転倒ですよね。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日のテーマは「健康食品の効能表示、実は違法スレスレだった!?」という、ちょっとドキッとする雑学でしたが……琳琳さん、まずは前半の振り返りからお願いできますか。
はい。まず驚きだったのは、「血圧が下がる」「若返る」などの表現が、実は薬機法に抵触する可能性があるってことですね。健康食品は医薬品ではないので、“治療効果”を暗示するような広告は基本NGなんです。
技術的に言えば、薬機法は「医薬品と誤認される表現」を厳しく制限しているんだワン。だから「効く」と断言するような文言は、たとえ事実でもアウトになる可能性があるんだワン。
