USBハブは“多ければ良い”じゃない?電力で差がつく安定性
目次
- 1: 多ポートの落とし穴
- 2: セルフパワー型のメリット
- 3: 選び方で快適度が変わる
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
多ポートの落とし穴
USBハブって、ポートが多ければ多いほど便利!──そう思って買ったハブ、使ってみたら「マウスがカクつく…」「外付けHDDが認識されない…」なんて経験、ありませんか?
最近は、ノートPCのポート不足を補うために、10ポート以上のUSBハブも人気。でも、接続する機器が増えるほど、実は電力の奪い合いが起きているんです。
USBハブは、パソコンから供給される電力を各ポートに分配する仕組み。でも、電力には限りがあるので、消費電力の大きい機器(外付けHDDやWebカメラなど)を複数つなぐと、電力が足りなくなってしまうことも。
その結果、マウスがカクついたり、USBメモリが認識されなかったり、最悪の場合は接続が切れることも…。つまり、ポート数が多い=万能ではないんです。
セルフパワー型のメリット
じゃあ、どうすれば電力不足のトラブルを避けられるの?──そこで登場するのがセルフパワー型USBハブです。
USBハブには大きく分けて2種類あります。ひとつはバスパワー型。これはパソコン本体から供給される電力だけで動くタイプ。もうひとつがセルフパワー型で、ACアダプターなどから直接電源を取るタイプです。
セルフパワー型の最大のメリットは、安定した電力供給。外付けHDDやWebカメラなど、電力を多く使う機器を複数つないでも、動作が不安定になりにくいんです。
たとえば、オンライン会議でWebカメラ・マイク・外部モニター・USBメモリを同時に使うような場面。バスパワー型だと「どれかが認識されない…」なんてこともありますが、セルフパワー型なら全部しっかり動いてくれる安心感があります。
選び方で快適度が変わる
USBハブって、ただ“つなげればいい”と思っていませんか?でも実は、使い方に合った選び方をするだけで、デスク環境の快適さがグッと変わるんです。
たとえば、出先でノートPCにマウスやUSBメモリをちょこっとつなぐだけなら、バスパワー型でポート数も3〜4個程度で十分。でも、自宅で外付けHDDやWebカメラ、マイク、プリンターなどを同時に使うなら、セルフパワー型で6〜10ポート以上あると安心です。
さらに、ケーブルの長さやポートの配置も意外と重要。ポートが横並びだと太めのUSB機器が干渉しやすいので、縦配置や間隔が広いタイプを選ぶと、デスクの整理整頓にもひと役買ってくれます。
購入時は、「電源付きかどうか」「ポート数」「USBの規格(3.0以上推奨)」をチェック。最近は、スマホ充電用のPD対応ポートやSDカードスロット付きなど、多機能タイプも増えているので、用途に合わせて選ぶと失敗しません。
ふもとあさとの読むラジオ
いや〜、USBハブって奥が深いねぇ。ポートが多けりゃいいってもんじゃないとは、目からウロコでしたよ。
そうなんです。最近は10ポート以上のハブもありますけど、電力が足りないと機器がうまく動かないこともあるんですよね。セルフパワー型なら、安定して使えるっていうのがポイントです。
なるほどねぇ。昔は「とりあえずつながればOK」って思ってたけど、今はWebカメラにマイクに外付けHDDに…って、使う機器も増えてるもんね。そりゃ電力も足りなくなるわけだ。
そうなんです。特に在宅ワークや動画配信をされる方は、セルフパワー型を選ぶだけで、かなり快適になりますよ。
でも琳琳ちゃん、セルフパワー型って、なんだか難しそうな名前だねぇ。もっと分かりやすく言うと…どうなるの?
簡単に言えば「電源付きUSBハブ」ですね。コンセントから電力を取るので、パソコンの電力に頼らず、安定して動くんです。
なるほどなるほど。じゃあ、ここでロンにも聞いてみようか。ロン、セルフパワー型って、どんな仕組みなの?
ワン!呼ばれて飛び出て、ロボット犬のロンです!
セルフパワー型USBハブは、ACアダプターなどの外部電源から電力を供給することで、各ポートに十分な電力を分配できます。これにより、消費電力の大きい機器も安定して動作するんですよ。ちなみに、USB 3.0以上の規格なら転送速度も速くて快適です!
おお〜、さすがロン!専門家モードでの解説、分かりやすいねぇ。
ほんとですね。ちなみに、USBハブを選ぶときは「ポート数」「電源の有無」「USBの規格」などをチェックすると失敗しませんよ。
なるほどねぇ。じゃあ、リスナーのみなさんも、次にUSBハブを買うときは“数”だけじゃなくて“中身”も見てみてくださいね。
ロン、最後にひとこと、リスナー代表としてお願いできる?
ワン!「多ければいい」は卒業!“ちゃんと動く”が正義です!快適なUSBライフ、応援してます!
いや〜、今日も勉強になったねぇ。琳琳ちゃん、ロン、ありがとう!
ありがとうございました!次回もお楽しみに!