カルシウムだけじゃ足りない!骨密度サプリの新常識

骨の健康=カルシウムと思っていませんか?実は複数の栄養素が連携して骨密度を支えています。

目次

  • 1: 骨密度=カルシウムという誤解
  • 2: ビタミンK2の知られざる役割
  • 3: 選ぶべきサプリとは?
  • 4: ふもとあさとの読むラジオ

骨密度=カルシウムという誤解

「骨を強くするにはカルシウムを摂ればOK!」──そんなふうに思っていませんか?
実はそれ、ちょっとした思い込みかもしれません。

もちろんカルシウムは骨づくりに欠かせない栄養素。でも、実際の骨はカルシウムだけでできているわけではないんです。
骨の中には、マグネシウムリンビタミンDビタミンK、さらにはたんぱく質など、さまざまな栄養素が関わっていて、まるで“骨づくりチーム”のように連携して働いています。

しかも、カルシウムをたくさん摂ったからといって、それがそのまま骨に定着するわけではありません。
ビタミンDが不足していると、カルシウムは腸でうまく吸収されず、ただ体内を通過してしまうことも…。
さらに、カルシウムを過剰に摂りすぎると、腎臓に負担がかかったり、動脈に沈着してしまうリスクもあると言われています。

最近では、骨密度の低下が「カルシウム不足」だけでなく、「栄養バランスの乱れ」によって起こるケースも増えているそうです。
つまり、骨の健康を守るにはカルシウムだけじゃ足りない!というのが、今どきの新常識なんです。

ビタミンK2の知られざる役割

さて、骨づくりには“チームプレイ”が大事だという話をしましたが、その中でも意外と知られていない重要選手がいます。
それがビタミンK2です。

このビタミンK2、実はカルシウムを骨に定着させるための“案内役”のような働きをしているんです。
体内に入ったカルシウムは、放っておくと血管臓器など、骨以外の場所に沈着してしまうことも…。
そこで登場するのがオステオカルシンというたんぱく質。これがカルシウムを骨に運ぶのですが、ビタミンK2がないとオステオカルシンはうまく働けません。
つまり、K2は“骨への道案内”をしてくれるナビゲーターのような存在なんです。

もしビタミンK2が不足すると、カルシウムは骨に届かず、逆に血管にたまって動脈硬化のリスクが高まる可能性も。
さらに、骨がスカスカになって骨粗しょう症のリスクも上がってしまいます。

特に気をつけたいのがシニア世代。加齢とともに腸内環境が変化し、K2の合成力が落ちると言われています。
また、食生活の欧米化運動不足も、K2不足を招く要因に。
だからこそ、意識してビタミンK2を摂ることが、骨の健康を守るカギになるんです。

選ぶべきサプリとは?

ここまで読んで、「じゃあ、どんなサプリを選べばいいの?」と思った方もいるかもしれません。
答えはズバリ、カルシウムだけでなく、ビタミンDビタミンK2など、骨づくりに必要な栄養素がバランスよく含まれている製品です。

最近では、こうした“複合型”の骨密度サプリが増えていて、カルシウム+ビタミンD+K2の組み合わせは定番になりつつあります。
中にはマグネシウム亜鉛まで配合されているものもあり、まさに“骨チーム”をまるごとサポートしてくれる心強い存在です。

選ぶときのポイントは、成分表示をしっかりチェックすること。
ビタミンK」とだけ書かれている場合は、K1K2かを確認しましょう。骨密度に関わるのはK2です。
また、摂取タイミングも意外と大事。脂溶性のビタミンDK2は、食後に摂ることで吸収率がアップします。

「骨のことなんて、まだ先の話…」と思っていた人も、今日からちょっと意識してみませんか?
骨密度は“貯金”と同じ。早いうちからコツコツ積み重ねることで、将来の安心につながります。
まずは、自分に合ったサプリを見つけて、骨の健康習慣を始めてみましょう!

ふもとあさとの読むラジオ

こちらもおススメ♪

骨密度サプリは“多成分”で選べ!カルシウムだけじゃ足りない

骨の健康はカルシウムだけでは守れません。ビタミンDやK2などの成分の連携がカギを握っています。

キャラ弁で野菜嫌い克服?見た目が変える子どもの食習慣

可愛いキャラ弁が子どもの食欲を刺激!見た目の工夫で野菜嫌いも克服できるって本当?

骨を守る秘密兵器!ビタミンKの知られざるパワー

骨といえばカルシウム…と思いきや、実はビタミンKにも驚きの骨折予防パワーがあったんです!

肩こり知らずの在宅勤務術──モニターアームで快適革命

肩こりや集中力の低下、実はモニターの位置が原因かも?姿勢改善のカギは“アーム”にありました。

湿度80%超えで汗が蒸発しない!?熱中症の盲点を防ぐ方法

高湿度で汗が乾かず、体温調節が不能に。見えない湿度を“見える化”することで熱中症を防げます。