幅90cmの“存在しなかったアパート”──失踪と記録抹消の都市伝説
目次
- 1: 幅90cm──“最小アパート”は本当に存在した
- 2: 住民失踪──突然の“空室”が生んだ謎
- 3: 取り壊しと記録抹消──“存在しなかった物件”へ
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
幅90cm──“最小アパート”は本当に存在した
戦後のヨーロッパの都市部には、土地不足と住宅難が極端な形で表れた“奇妙な建物”がいくつも残されている。その中でもひときわ異彩を放つのが、幅わずか90cmしかなかったとされる超狭小アパートだ。通りに面した外観は、まるでビルとビルの“すき間”がそのまま建物になったような細さで、初めて見た人は「これは壁では?」と疑ったという。
当時は爆撃で住宅が不足し、どんなに細い土地でも「住めるなら使う」という空気があった。そんな背景から、三角地帯や旗竿地のような“本来なら建物に向かない土地”にまでアパートが建てられ、幅90cmという異常な省スペース物件が誕生したとされる。
残された記録は少ないが、「細い階段を上がると、横歩きでしか通れない廊下があった」「窓を開けると隣の建物の壁がすぐそこにあった」など、実際に住んでいたとされる人々の証言もわずかに残っている。写真は存在するのに、住所や正式な記録はなぜか消えてしまった──そんな「存在したのに、存在しなかった」アパートの物語が、今も都市伝説のように語り継がれている。
住民失踪──突然の“空室”が生んだ謎
幅90cmの“存在したのに存在しなかったアパート”には、もうひとつ奇妙な出来事が語り継がれている。ある日、そこに住んでいたとされる住民が、荷物を残したまま忽然と姿を消したのだ。生活の痕跡だけが残り、本人だけがいないという不自然な“空室”は、物件の空気を一変させた。
警察も調査に入ったが、問題はこのアパートの異常な狭さだった。横歩きでしか通れない廊下や、振り返る余裕すらない部屋では、足跡や争った形跡といった手がかりがほとんど残らない。その結果、調査は決定的な情報を得られないまま終わり、謎だけが残された。
近隣住民の証言もどこか不気味だ。「夜中に物音がした気がする」「最後に見たとき、妙に急いでいた」など、断片的な話ばかりで核心には触れない。当時の小さな新聞記事には“不可解な失踪”とだけ記され、真相は闇の中。こうして幅90cmのアパートは、単なる狭小住宅から“事件物件”として語られる存在へと変わっていった。
取り壊しと記録抹消──“存在しなかった物件”へ
住民失踪の騒ぎからほどなくして、幅90cmのアパートは驚くほどの速さで取り壊された。老朽化が理由と説明されたものの、近隣住民の間では「誰かが急がせたらしい」「事件が表沙汰になる前に消したかったのでは」といった、何らかの“圧力”を示唆する噂がささやかれた。工事は短期間で終わり、跡地はまるで最初から何も建っていなかったかのように更地へ戻された。
さらに不可解なのは、その後の行政記録だ。固定資産台帳や建築確認の履歴から、アパートの情報がごっそり削除され、地図上でも該当する建物が消えてしまった。写真だけが残っているのに、公式な記録には存在しないという“ねじれ”が、物件の不気味さをより強めていった。
現在、このアパートは“存在しなかった物件”として都市伝説化し、狭小住宅やミニマリスト界隈では密かな話題になっている。「幅90cmで生活は可能なのか」「もし今も残っていたら住んでみたい」という声まであり、消されたはずの建物は、むしろ以前より強い存在感を放ち続けている。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて今日は、幅90cmしかなかった“存在しなかったアパート”の話を振り返っていきます。いやあ、改めて聞いても不思議ですね。幅90cmって、もう“廊下”どころか“隙間”ですよ。
本当にそうなんです。戦後のヨーロッパでは土地不足が深刻で、どんな細い土地でも住宅として使われていました。その中でも幅90cmのアパートは、記録がほとんど残っていないという点で特に異質でした。
構造的にも興味深い。幅90cmというのは、現代の建築基準ではまず成立しない寸法だ。人が横向きで通るのがやっと。生活空間としては極限設計に近い。
そんな極限住宅で、住民が荷物を残したまま失踪したっていうのがまた怖いですよね。部屋が狭すぎて“痕跡が残らなかった”っていうのも、なんだか事件ドラマみたいで。
警察も調べたんですが、手がかりがほとんど見つからなかったそうです。近隣住民の証言も断片的で、結局“不可解な失踪”として処理されてしまいました。
狭さが調査を妨げたというのは技術的にも興味深い。通常なら残るはずの痕跡が、空間の制約で消えてしまう。これは“物理的な情報欠損”と言える。
でもさ、幅90cmの家って、逆にミニマリストの人なら“住んでみたい”って思うのかな?
実はネット上では「もし残っていたら住んでみたい」という声もあるんですよ。「荷物が増えないから逆にいい」とか。
合理的ではある。空間が狭ければ持ち物は最適化される。しかし幅90cmは“最適化の限界値”だ。
ロンが言うと説得力あるなあ。ロボット犬が言う“最適化”って、なんか生活アドバイスに聞こえるよ。
あさとさんも、もし幅90cmのアパートが残っていたら取材に行ってみたいですか?
いやあ……行ってみたいけど、横向きでしか歩けないのはちょっとね。ラジオの機材も入らないですよ。
機材以前に、あさとの肩幅が基準値を超えている可能性がある。
おい、そこは言わなくていい!
では最後にまとめます。幅90cmのアパートは、戦後の住宅不足から生まれた極限の狭小住宅でした。しかし住民失踪という不可解な出来事をきっかけに、建物は急速に取り壊され、行政記録からも削除されてしまいます。
結果として、写真だけが残り、公式記録には存在しない“存在しなかった物件”となった。これは都市伝説化する条件が揃っている。
つまり、幅90cmアパートは狭小住宅の象徴であり、記録抹消された謎の建物として語り継がれているわけですね。いやあ、こういう話は想像が広がります。
狭小建築、失踪事件、記録抹消──この3つが重なったことで、今もなお語られる都市伝説になったということですね。
論理的に説明できる部分と説明できない部分が混在している。それが人を惹きつける。
というわけで、今日は幅90cmの存在しなかったアパートの謎を深掘りしました。次回も“へえ〜”な話をお届けします。
