【消された話】家族写真に写った“もう1匹の犬”の正体とレンズ構造の謎

昭和初期の家族写真に突如現れた“もう1匹の犬”。心霊騒動として語られた現象の裏に、当時のレンズ構造が生んだ意外な真相が隠れていた。

目次

  • 1: 1. 家族写真に現れた“知らない犬”
  • 2: 2. 心霊騒動の裏にあった“レンズ構造の罠”
  • 3: 3. なぜ“記録ごと封印”されたのか
  • 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)

1. 家族写真に現れた“知らない犬”

昭和初期、日本の家庭にようやくカメラが普及しはじめた頃のことだ。まだ写真は「特別な日の記念」として撮られる時代で、家族が揃って一枚撮るだけでもちょっとしたイベントだった。

そんな中、日本各地で奇妙な噂が広がりはじめる。「うちの家族写真に、見たことのないが写っているんです」。飼っているのは一匹だけなのに、写真には「もう1匹の犬の体」がはっきりと写り込んでいる──そんな報告が相次いだのだ。

最初は「気のせいだろう」と笑い話で済まされていたが、同じような写真が増えるにつれ、人々の間には薄ら寒いざわめきが広がっていく。地方紙の片隅には「謎の犬影、各地で相次ぐ」といった小さな記事が載り、いつしか心霊写真として語られるようになっていった。

2. 心霊騒動の裏にあった“レンズ構造の罠”

実は、この「もう1匹の犬」騒動には、当時のカメラならではのレンズ構造の落とし穴があった。昭和初期の家庭用カメラは、いまのように精密なレンズではなく、内部で光が反射したり、わずかに迷い込むことが起きやすい仕組みだった。

とくにレンズ内部で光が二度反射すると、被写体がうっすらと“もう一度”写り込むことがあり、これがいわゆる二重像として現れる。さらに犬のように輪郭がはっきりしない動物は、影や毛並みのブレが重なり、まるで別の犬の体が横からにゅっと現れたように見えてしまった。

専門家の間では早い段階で「これはレンズ内部の反射による二重像ですね」と原因が特定されていた。しかし当時は写真の仕組みが一般に広く知られておらず、新聞も“心霊写真”として扱ったほうが読まれやすかったため、この技術的な説明はほとんど世間に届かなかった。結果として、「知らない犬が写る写真」という怪談だけが独り歩きしていったのである。

3. なぜ“記録ごと封印”されたのか

では、なぜこの「もう1匹の犬」騒動は、技術的に説明できたにもかかわらず、ほとんど記録が残らないまま消えてしまったのか。背景には、当時のカメラメーカーの事情があったとされる。レンズ内部の反射による二重像は、いわば“構造上のクセ”であり、メーカーとしては誤作動として騒がれたくなかった。そのため技術者の間で原因が共有されても、一般向けに積極的に説明されることはなかった。

さらに時代はちょうど心霊ブームの走りでもあり、新聞や雑誌は怪奇ネタのほうが読まれやすかった。技術的な解説よりも「謎の犬影」という見出しのほうが売れたため、真相は自然と埋もれていった。やがて騒動そのものが下火になると、報道もフェードアウトし、記録はほとんど残らなかった。

興味深いのは、この“写り込み現象”が現代のデジタル写真でも起こりうるという点だ。スマホのレンズでも、角度や光の入り方によっては、ガラスの反射や内部の光の跳ね返りで“存在しない影”が写ることがある。つまり昭和初期の「もう1匹の犬」は、時代を超えて続く写真のクセが生んだ小さなミステリーだったのである。

ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)

あさと

さて、ここまで「家族写真に写ったもう1匹の犬」という、なんとも不思議な昭和初期の騒動を追ってきましたが……いやあ、改めて振り返ると、当時の人たちの驚きもわかるよね。犬は一匹しかいないのに、写真には“体だけ”もう一匹いるって。

琳琳

そうなんですよね。当時は写真がまだ特別なもので、撮影の仕組みも一般には知られていませんでしたから、「知らない犬が写った!」という話が広がりやすかったんです。しかも地方紙が“心霊写真”として扱ったことで、噂が一気に加速したんですよね。

ロン

技術的には、レンズ内部の反射による二重像が原因と考えられます。昭和初期のカメラは構造がシンプルで、光が内部で跳ね返りやすかったのです。特に動物の輪郭はブレやすく、別の犬の体のように見えるのは合理的な現象です。

あさと

でもさ、ロン。そんなに反射しやすいなら、犬以外にも“もう1人の家族”とか“謎の影”とか、いろいろ写っててもおかしくないよね?

ロン

実際、似たような事例はありますよ。人の肩だけ増えて見えたり、帽子が二重に写ったり。犬が話題になったのは、単純に「動物の形は見間違いが起きやすい」からです。

琳琳

あと、犬って家族写真に入り込みがちですからね。ちょっと動いた瞬間にシャッターが切られると、ブレと反射が重なって“謎の犬の体”が生まれやすかったんでしょうね。

あさと

なるほどねえ。昭和の犬たち、思わぬ形で歴史に名を残してたわけだ。

ロン

名を残したというより、消された記録ですが。

あさと

そこがまたロマンだよね。写真の裏側に、そんな技術的な事情があったなんて、当時の人は夢にも思わなかっただろうなあ。

琳琳

では最後にまとめると──昭和初期に「家族写真に写ったもう1匹の犬」として騒がれた現象は、カメラのレンズ構造が引き起こした写り込みでした。メーカーは“誤作動”として扱われるのを避けたため説明が広まらず、心霊ブームの影響で怪談だけが残ったんですね。

ロン

そして重要なのは、この現象は現代のデジタル写真でも起こりうるという点です。スマホのレンズでも光の入り方次第で“存在しない影”が写ることがあります。つまり、当時の「もう1匹の犬」は、写真技術の歴史に潜む普遍的なクセの一例と言えます。

あさと

写真って、真実を写すようでいて、意外と“余計なもの”まで写しちゃうんだね。家族写真に写った謎の犬も、心霊じゃなくて技術の産物。でも、そんな小さなミステリーがあるからこそ、写真って面白いんだよなあ。

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