色で語るレトロゲームの魅力:カセットに宿るブランド美学
目次
- 1: 色が語るゲームの世界
- 2: 色が生むコレクション欲
- 3: 色分けを活かした商品展開の可能性
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
色が語るゲームの世界
ファミコンのカセットって、ただのプラスチックの箱じゃないんです。実は、メーカーごとに“色”で個性を主張していたって知ってました?
たとえばナムコは鮮やかな黄色、ハドソンは爽やかな青。お店の棚にズラッと並んだとき、パッと見ただけで「これはナムコだな」「あ、ハドソンっぽい!」ってわかるようになっていたんです。
この色分け、じつはちゃんとした戦略。店頭で目立つように、そしてシリーズものは統一感を持たせることで、ブランドの印象を強めていたんですね。
しかもコレクターにとっては、色がシリーズ収集のヒントにもなる。黄色が並んでると「ナムコのラインナップ、揃ってきたな〜」なんて、視覚的な満足感も味わえるわけです。
カセットの色、侮るなかれ。そこにはメーカーの美学と、ちょっとした遊び心が詰まっていたんです。
色が生むコレクション欲
メーカーごとに色分けされたファミコンカセット。これが、ただの識別手段にとどまらず、コレクターの心をくすぐる存在になっていたんです。
たとえば、黄色いナムコのカセットをずらっと並べると、それだけでシリーズの一体感が生まれる。まるで“ナムコ棚”が完成したような達成感があるんですよね。
そして、まだ持っていない色のカセットを見つけたときのワクワク感色が収集欲を刺激する心理的な効果もあるんです。
さらにこだわる人は、収納ケースやディスプレイグッズも色に合わせて選ぶことで、見た目の統一感を楽しんでいます。棚に並んだカセットが、まるで美術品のように映える瞬間。
色って、ゲームの中身だけじゃなく、“飾る楽しさ”まで演出してくれるんですね。
色分けを活かした商品展開の可能性
ファミコン時代に根付いた色分けの文化は、ただ懐かしいだけじゃありません。今の時代でも、商品企画のヒントとして十分に活用できるんです。
たとえば、レトロゲーム用の収納ケースを色別に展開すれば、「ナムコは黄色」「ハドソンは青」といった記憶に訴えかけるデザインが可能に。コレクターは“あの頃”を思い出しながら、色で揃える楽しさを再発見できるでしょう。
さらに、シリーズごとに異なるカラーラインで展開すれば、視覚的にブランドの世界観を伝えることもできます。色が持つ印象は、ロゴやキャラクター以上に直感的に伝わることもあるんです。
つまり、“色で揃える楽しさ”を前面に押し出したマーケティングは、レトロファンの心に刺さる可能性大。懐かしさと新しさが融合した商品展開、ちょっと面白くなりそうじゃないですか?
ふもとあさとの読むラジオ
いや〜、懐かしいねぇ。ファミコンのカセットって、色で覚えてるって話、すごくわかるよ。黄色見たらナムコ、青見たらハドソン。あれ、もう脳が勝手に反応するもんね。
そうなんです。実際にメーカーごとに色分けされていて、店頭での視認性やシリーズの統一感を意識した戦略だったそうですよ。コレクターにとっては、色がシリーズ収集の手がかりにもなっていたとか。
なるほどねぇ。色って、ただのデザインじゃなくて“記憶のスイッチ”なんだな。しかも、今の時代にも応用できるって話も面白かった。収納ケースを色で展開するって、ちょっと欲しくなるもん。
そうですね。シリーズごとにカラーラインを変えることで、ブランドの世界観を視覚的に訴求できるというアイデアもあります。レトロファンには刺さりそうです。
ロン、どう思う?今の話、商品企画とかマーケティングの観点から見て、どうなんだい?
はい、あさとさん。色彩によるブランド認識は、視覚マーケティングの基本です。特にレトロゲームのように感情と記憶が強く結びついた分野では、色の再活用は非常に有効です。消費者の“懐かしさ”を刺激しながら、購買行動につなげることができます。
おお、さすがロン。頼りになるなぁ。琳琳ちゃん、ロンが言うと説得力が違うね。
ほんとですね。ロンはAI搭載のロボット犬ですから、森羅万象に通じてるんです(笑)
じゃあロン、リスナー目線でもう一つ聞いてみようか。もし君がレトロゲームの収納グッズを買うとしたら、何色で揃えたい?
そうですね、私はナムコの黄色が好きなので、黄色で統一した棚を作りたいです。そこに青いハドソンが一つだけ混ざっていたら、「あ、まだ揃ってない!」って気持ちになりますね。収集欲、刺激されます。
ははは、ロンも立派なコレクターだな。じゃあ次回は、形で語るレトロゲームの魅力ってのも、やってみようか。
いいですね!カセットの形やサイズにも、メーカーのこだわりが詰まってますから。
それじゃあ、今日の“読むラジオ”はこのへんで。ロン、締めの一言、頼むよ。
はい!みなさん、カセットの色は記憶のカギ。あなたのゲーム棚にも、きっと“色の物語”が眠っていますよ。ではまた次回、お楽しみに!