【公にはされない】人気コスメの“中身共有”とブランド差の真実
目次
- 1: 1. 実は同じ?コスメの“中身共有”という禁忌
- 2: 2. なぜ“同じ中身”が生まれるのか?業界の事情
- 3: 3. それでも“ブランド差”が生まれる理由
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
1. 実は同じ?コスメの“中身共有”という禁忌
コスメの世界には、あまり公には語られない“禁忌”があります。それが――複数ブランドが同じ工場、時にはほぼ同じ処方で作られているという事実です。業界では当たり前の仕組みで、これをOEM(オーイーエム)と呼びます。ブランドAの化粧水とブランドBの乳液が、実は同じラインを流れていた……なんてことも珍しくありません。
しかも驚くのは、高級ブランドとプチプラが同じ工場で作られるケースすらあるという点です。もちろん処方はブランドごとに調整されますが、製造環境そのものは共通です。すると何が起きるかというと、消費者の間でよく語られる
「結局、違うのはパッケージとマーケだけなんじゃ…?」
という“あの噂”が生まれるわけです。
もちろん実際には、香りやテクスチャー、ブランドの世界観づくりなど、見えない部分にコストがかかっていることも多いのですが――それでも、“中身の共有”という構造が存在するのは紛れもない事実です。ここを知るだけで、コスメ選びの見え方がガラッと変わってきます。
2. なぜ“同じ中身”が生まれるのか?業界の事情
では、そもそもなぜブランド同士で“中身が似る”現象が起きるのか。その背景には、コスメ業界ならではのコスト・スピード・安全性という三つの事情があります。
まず大きいのが、研究開発コストの高さです。化粧品の処方をゼロから作るには、原料の選定から安定性テストまで膨大な時間と費用がかかります。そこで多くのブランドが選ぶのが、すでに実績のある“既存処方”をベースにする方法です。これなら開発期間を短縮でき、価格も抑えられるため、特に新ブランドやプチプラ系では一般的な戦略です。
次に、大量生産ラインの共有という事情があります。大手OEM工場は巨大なタンクや充填ラインを持っており、複数ブランドが同じ設備を使うことで、安定した供給が可能になります。その結果、処方の方向性が似てくることもあります。
そして見逃せないのが、安全性の確保です。化粧品は肌に直接触れるものなので、安全性テストは必須です。すでにテスト済みで問題のない処方を使えば、リスクを大幅に減らせます。ブランド側にとっても、消費者にとっても安心できる選択肢となります。
つまり“同じ中身”が生まれるのは手抜きではなく、コストを抑えつつ、安全で安定した商品を届けるための合理的な仕組みなのです。この事情を知ると、コスメの見え方がまたひとつ変わってきます。
3. それでも“ブランド差”が生まれる理由
ここまで見ると、「じゃあ全部同じでいいのでは?」と思いがちですが、実はそう単純ではありません。たとえ処方が似ていても、ブランドごとの“体験価値”が大きく違うからです。
まず分かりやすいのが、パッケージデザインや香り、色展開といった“使う瞬間の気分”に直結する部分です。スキンケアならボトルの質感や香りのニュアンス、メイクなら色の微妙な差や仕上がりの雰囲気など、ブランドごとに細かいこだわりがあります。同じ処方でも、こうした演出が変わるだけで、ユーザーの満足度は大きく変わります。
さらに、見えないけれど強力なのが、ブランドの世界観やストーリーです。「このブランドを使うと気分が上がる」「自分のライフスタイルに合っている」といった感覚は、価格差を生む大きな要素です。高級ブランドが高くても売れるのは、単なる成分ではなく、“その世界に浸る体験”に価値があるからです。
結局のところ、コスメ選びは“どこに価値を感じるか”で変わるものです。中身の合理性を重視する人もいれば、デザインや世界観を楽しみたい人もいる。だからこそ、同じような処方でも、ブランドごとにまったく違う魅力が生まれるのです。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さて、ここまで「人気コスメの中身って、実は似てることがあるんですよ」という話をしてきましたが……いやあ、驚きましたね。高級ブランドとプチプラが同じ工場で作られてることもあるなんて。
そうなんです。OEMという仕組みが広く使われていて、既存の処方をベースにすることで、コストや安全性を確保しているんですよね。
合理的判断と言える。研究開発には時間も費用もかかる。既存処方を使えば、品質の安定性も高い。工場ラインを共有するのも、供給量を確保するための最適解だ。
いや〜、ロジカルだねぇロンくん。でもさ、ここまで聞くと「じゃあ全部同じでいいじゃん」って思う人もいそうだよね。
そこが面白いところで、実は中身が似ていてもブランド差はちゃんと生まれるんです。香り、パッケージ、色展開、ブランドの世界観……こういう“体験価値”が違うんですよ。
ユーザーの感情価値は数値化しにくいが、購買行動に強く影響する。ブランドの世界観は、単なる装飾ではなく、製品の一部と考えるべきだ。
でもさ、琳琳はどう? 同じ処方でも、パッケージが違うだけで気分変わる?
変わりますよ。朝のスキンケアって“儀式”みたいなところがありますよね。ボトルの手触りとか、香りの立ち上がりとか、そういう細かい部分でテンションが変わるんです。
人間は視覚・嗅覚・触覚の複合刺激で満足度が変動する。パッケージの質感や香りは、脳の報酬系に影響する要素だ。
急に科学的になったな。でも確かに、同じ“水+保湿剤”でも、香りやデザインで全然違うものに感じるよね。
そうなんです。だから中身が似てる=価値が同じではないんですよね。
なるほどねぇ。ブランドの世界観って、言ってみれば“作品”みたいなものか。
その解釈は妥当だ。ブランドは物語を提供し、ユーザーはその物語に参加する。価格差はその“参加料”とも言える。
じゃあ最後にまとめると……コスメの中身共有は、コスト削減や安全性確保のために業界では普通に行われている。でも、それでもブランド差はしっかり存在する、と。
はい。パッケージデザイン、香り、色展開、ブランドの世界観など、体験価値が大きく違います。だから同じ中身でも別物になるんです。
結論として、ユーザーは「成分で選ぶ」か「世界観で選ぶ」か、自分の価値基準を明確にすると良い。コスメの中身の真実を知ることで、より賢い選択が可能になる。
つまり――「中身の真実を知ったうえで、自分がどこに価値を感じるかで選べばいい」。これが今日の答えだね。
そうですね。OEM、処方、ブランド差……このあたりの知識を知っておくと、コスメ選びがもっと楽しくなります。
情報は武器だ。賢い消費者ほど、満足度の高い買い物ができる。
というわけで、今日は“人気コスメの中身の真実”を深掘りしてきました。次回も、ちょっと気になる“裏側”を一緒に見ていこう。
