その「キーッ」は警告音?ブレーキパッドが叫んでる理由
目次
- 1: ブレーキを踏むと鳴る“キーッ”の正体
- 2: パッドが削れるとローターも危ない
- 3: 異音に気づいたらすぐ点検を
- 4: ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
ブレーキを踏むと鳴る“キーッ”の正体
「キーッ!」──運転中、ブレーキを踏んだ瞬間に耳に刺さるような高音が鳴ったこと、ありませんか?
実はこの音、ただの“うるさいノイズ”ではなく、車からの重要なメッセージかもしれません。
この甲高い音の正体は、ブレーキパッドの摩耗を知らせるために設計された“摩耗警告音”である可能性が高いのです。つまり、ブレーキパッドが「そろそろ交換して〜!」と叫んでいる状態。
もしこの警告を聞き流してしまうと、ブレーキの性能が低下し、最悪の場合は重大な事故につながるリスクも…。
「音が鳴る=壊れてる」ではなく、「音が鳴る=今こそ点検して!」というサインなんです。
パッドが削れるとローターも危ない
「キーッ」という音を無視してブレーキパッドを使い続けると、次に悲鳴を上げるのはブレーキローターです。
パッドが限界まで摩耗すると、内部の金属部分がむき出しになり、ローターを直接削るようになります。
ローターが傷つくと、ブレーキを踏んだときの効きが不安定になったり、車体に振動が伝わったり、異音がさらに悪化したり…。
「なんか変だな」と感じたときには、すでにローターがダメージを受けている可能性も。
しかもローターの交換は、パッド交換の数倍の費用がかかることもある高額修理。
「キーッ」の段階で手を打てば、財布も車も守れるんです。
異音に気づいたらすぐ点検を
ブレーキパッドが限界を超えると、ローターまで傷ついてしまう──そんな事態を防ぐためにも、「キーッ」という音に気づいたらすぐ点検が鉄則です。
まずはブレーキパッドの残量を確認することが重要。自分で見られなくても、カー用品店や整備工場での簡易点検で異常の有無はすぐにわかります。
「そのうち見てもらおう」では遅いかも。音を無視せず、早めに対処することで安全性を保ち、余計な出費も防げるのです。
車の「キーッ」は、あなたと車を守るためのSOS。聞こえたら、すぐ動きましょう。
ラジオ形式トーク(ふもとあさと&仲間たち)
さてさて、今日のテーマは「ブレーキを踏むと鳴る“キーッ”の正体」。いや〜、車からあんな音がすると、ちょっとドキッとしますよね。
そうですね。あの甲高い音、実はブレーキパッドの摩耗を知らせる警告音かもしれないんです。放っておくと、ブレーキの効きが悪くなって、事故のリスクも高まります。
技術的には、パッドの摩耗が進むとウェアインジケーターという金属部品がローターに接触して、意図的に音を出す仕組みです。つまり、あれは“叫び”ではなく“通知”なんですね。
なるほどねぇ。車が「そろそろ見てくれよ〜」って言ってるわけだ。でも、そのまま乗り続けたらどうなるの?
次に犠牲になるのがブレーキローターです。パッドがすり減って金属がむき出しになると、ローターを直接削ってしまうんです。
ローターが傷つくと、ブレーキ時に振動が出たり、さらに異音が悪化したりします。しかもローター交換は高額。パッド交換の数倍かかることもあります。
うわっ、それは財布にも痛い…。じゃあ、音がしたらすぐ点検ってこと?
はい。まずはブレーキパッドの残量を確認するのが大事です。自分で見られなくても、カー用品店や整備工場での簡易点検でチェックできますよ。
そういえば、昔乗ってた軽自動車、冬になるとよく「キーッ」って鳴ってたなぁ。あれも摩耗だったのかな?
冬場は湿度や気温の影響でブレーキ鳴きが起こりやすいですね。摩耗じゃなくても、ローターとパッドの相性や表面の汚れで音が出ることもあります。
でも、季節性の音と摩耗警告音は違います。継続的に鳴る場合や、音が変化してきたら要注意です。
なるほど。じゃあ、音が鳴ったら「冬だからかな〜」って油断しない方がいいんだね。
その通り。特に最近の車は静音設計が進んでいて、逆に音が鳴らないタイプもあるので、定期点検は欠かせません。
まとめると、「キーッ」という異音は、車からのSOS。放置するとブレーキパッドの摩耗が進み、最終的にはローター損傷という高額修理につながる可能性があります。
技術的にも、摩耗が進むと制動力の低下や振動、さらなる異音が発生します。安全性の面でも、早めの対応が重要です。
というわけで、音がしたら「気のせいかな?」じゃなくて、まずは点検!カー用品店でも整備工場でもいいから、プロに見てもらうのが安心ですね。
はい。ブレーキパッドの交換は比較的安価で済みますし、早めに対処すればローター交換のような大きな出費も防げます。
車の「声」に耳を傾けることが、あなたの安全と財布を守る第一歩です。
今日も“へえ〜!”がいっぱいでしたね。次回も、身近だけど知らなかった雑学、どんどん掘り下げていきますよ〜!