アウトドアブランドの“中身が同じ”という驚きの真実

有名ブランド＝高品質…は本当？

キャンプ用品を選ぶとき、つい頼りたくなるのが有名ブランド。
「あのロゴがついてるなら安心」「ちょっと高くても長持ちしそう」——そんな信頼感から、定番ブランドを選ぶ人は多いはずです。

でも実は、同じような見た目・同じような性能のギアが、ホームセンターやネット通販で半額以下で売られていることも…。しかもそれら、製造元がまったく同じというケースも珍しくないんです。

つまり、違うのはロゴとパッケージだけ。中身はほぼ一緒なのに、価格は倍以上。これって…ちょっとショックじゃありませんか？

OEMの仕組みと“見えない共通点”

では、なぜ“中身が同じなのに価格が違う”なんてことが起きるのでしょう？
そのカギを握るのがOEM（相手先ブランド製造）という仕組みです。

これは、ひとつの製造元が複数のブランド向けに同じ製品を供給する方式。アウトドア業界では特に一般的で、同じ設計・同じ素材・同じ製造ラインで作られたギアが、違うブランド名で店頭に並ぶこともあります。

見た目や値段はバラバラでも、実は性能や耐久性がほぼ同じ——そんな“隠れた共通点”があるんです。
つまり、あなたが「高いけど安心」と思って買ったギア、実は“あの安いやつ”と兄弟かもしれません。

賢い選び方と“ブランドに惑わされない”視点

「中身が同じなら、どうやって選べばいいの？」
そんな疑問に対して、まず大事なのはブランド名だけで判断しないこと。素材や構造、実際に使った人のレビューなど、複数の視点で比較することが、賢い選び方の第一歩です。

さらに、ノーブランド品でもOEM元を調べてみると、「あれ、これって有名ブランドと同じ工場？」なんて発見があるかもしれません。ちょっとした調査で、価格以上の価値を見つけられることも。

そして何より大切なのは、見栄より実用性。「人に見せるため」ではなく、「自分が快適に使えるか」で選ぶことで、満足度はぐっと高くなります。
ブランドに惑わされず、自分の目で選ぶ——それが、アウトドアギア選びの新しいスタンダードです。

ふもとあさとの読むラジオ

あさと

さあ、ここからはスタジオに戻ってまいりました。「読むラジオ・ふもとの部屋」、お相手は私、ふもとあさとです。いや〜、さっきの特集、びっくりしましたねえ。アウトドアブランドの“中身が同じ”って、そんなことあるんですか琳琳ちゃん？

琳琳

はい、実はあるんです。アウトドア業界ではOEMという仕組みが一般的でして、同じ工場・同じ素材・同じ設計で作られた製品が、違うブランド名で販売されることがあるんです。

あさと

なるほどねえ。つまり、ロゴと値段が違うだけで、実は“兄弟”みたいなギアが並んでるってことか。いや〜、ブランド信仰って怖いねえ。

琳琳

そうなんです。もちろんブランドには保証やデザイン性などの価値もありますが、素材や構造を見れば、ノーブランド品でも十分な性能を持っていることが多いんですよ。

あさと

うんうん、でも消費者としては、そこを見抜くのが難しいよね。ロン、ちょっと教えてくれる？OEMって、どこを見れば“同じ中身”ってわかるの？

ロン

ワン！了解です、ふもとさん。
OEM製品の見分け方としては、まず製品スペックを比較することが有効です。サイズ、素材、耐荷重などが一致していれば、製造元が同じ可能性が高いです。また、型番が似ている場合も要チェックです。さらに、レビューサイトや掲示板で製造元情報を探すと、意外な共通点が見つかることもありますよ。

あさと

おお〜、さすがロン。まるで業界の中の人みたいだね。琳琳ちゃん、こういう情報って、買い物のときにどう活かせばいいの？

琳琳

はい、まずはブランド名だけで選ばないことが大切です。レビューやスペックを見比べて、実用性を重視することで、価格以上の満足度が得られることもあります。特にアウトドア初心者の方は、見栄より“快適さ”を優先すると失敗が少ないですよ。

あさと

なるほどねえ。じゃあ、ロン、最後にリスナー代表としてひとことお願いできるかな？

ロン

ワン！かしこまりました。
「高いから安心」じゃなくて、「自分に合ってるから安心」。それが、これからのアウトドア選びの新常識です。ブランドに惑わされず、賢く選ぶ——それが“本当の冒険”かもしれませんね。

あさと

うまいこと言うねえ、ロン！
さあ、次回は「キャンプ場で見かける“謎ギア”の正体」について掘り下げますよ。琳琳ちゃん、ロン、今日もありがとう！

琳琳

ありがとうございました！

ロン

ワン！またね！