そのヘルメット、もう命を守れないかも
目次
- 1: 見た目が無傷でも“内部崩壊”している可能性
- 2: “ただの飾り”になったヘルメットが招く悲劇
- 3: 今すぐできる“ヘルメットの健康診断”
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
見た目が無傷でも“内部崩壊”している可能性
「このヘルメット、まだキレイだし使えるよね?」──そう思っているあなた、ちょっと待ってください。
ヘルメットの中には、衝撃を吸収するための発泡スチロールなどの緩衝材がぎっしり詰まっています。これが命を守るクッションの役割を果たしてくれるのですが、実はこの素材、一度強い衝撃を受けると潰れてしまい、元には戻りません。
しかも困ったことに、その損傷は外から見てもほとんど分からないんです。つまり──落としたことがあるヘルメットは、たとえ外装がピカピカでも、すでに命を守る力を失っている可能性があるということ。
見た目は無傷、中身は崩壊──そんなヘルメットを頭に乗せているかもしれません。
“ただの飾り”になったヘルメットが招く悲劇
外見は立派でも、中身が死んでいるヘルメット──それは、ただの“飾り”です。
本来、ヘルメットは転倒や衝突の際に頭部への衝撃を吸収し、脳を守るための装備。でも、その性能が失われていたら?
事故の瞬間、守ってくれるはずの“盾”が機能せず、衝撃が脳に直撃することになります。
特にバイクや電動自転車などの高速走行中では、衝撃のエネルギーも桁違い。内部が潰れたヘルメットでは、もはや防御力ゼロ。
「かぶってるから安心」──そんな思い込みが命取りになることもあるのです。
ヘルメットは“かぶること”より、“守れること”が大事。
見た目だけで判断するのは、危険すぎます。
今すぐできる“ヘルメットの健康診断”
「かぶってるから安心」──その思い込みを卒業するために、まずはヘルメットの健康診断をしてみましょう。
チェックポイントは意外とシンプル。
落としたことがある、購入から5年以上経っている、内装がボロボロ・ベタつく──このどれかに当てはまったら、要注意です。
さらに安心したいなら、メーカーや専門店の点検サービスを利用するのもおすすめ。プロの目で見てもらえば、「まだ使える」「もう買い替えたほうがいい」がはっきりします。
ヘルメットは命を守る装備。
靴や服と違って、「壊れてから買い替える」では遅すぎるんです。
定期的に見直して、いざという時に“本当に守ってくれる”状態をキープしましょう。
ふもとあさとの読むラジオ
いや〜、聞いていただきました「そのヘルメット、もう命を守れないかも」。びっくりしたねえ、琳琳ちゃん。
ほんとです。見た目がキレイでも、中身が壊れてるなんて…まさに“飾り”になっちゃってる可能性があるんですね。
はい、ふもとさん。ヘルメットの“健康診断”には、いくつかのチェックポイントがあります。
購入から5年以上経過、落下歴あり、内装が劣化している──この3つのうちどれかに当てはまったら、買い替えを検討すべきです。
うんうん。僕なんか、バイクのヘルメット10年使ってるよ。愛着もあるし、見た目もツヤツヤ。でも、今日の話聞いて「これはもう引退かもな」って思ったよ。
それ、まさに危ないパターンです!メーカーによっては「3年で買い替え推奨」っていうところもありますし、落とした履歴があるなら即アウトです。
なるほどねえ。でもさ、どこを見れば“アウト”かどうか分かるのか、ちょっと難しいよね。ロン、どう思う?
はい。さらに安心したいなら、メーカーや専門店の点検サービスを利用するのもおすすめです。
プロの目で見てもらえば、「まだ使える」「もう買い替えたほうがいい」がはっきりします。
ちなみに、自転車用のヘルメットも同じです。特にお子さん用はサイズが合ってるかも含めて、定期的に見直してほしいですね。
うんうん。「かぶってるから安心」じゃなくて、「守れる状態かどうか」が大事ってことだね。
ロン、最後にリスナー目線でひと言お願い!
はい!「見た目は無傷でも、中身は崩壊してるかも」──これ、ヘルメットだけじゃなくて、いろんなモノに言えるかもしれませんね。
命を守る道具は、定期的に見直す──それが、未来の自分を守る第一歩です!
いいねえ〜、ロンの言葉、染みるねえ。
ということで、皆さんもぜひ、ヘルメットの“健康診断”、やってみてください!