“座れる防災倉庫”という選択肢──暮らしに溶け込む備え
目次
- 1: 普段はインテリア、非常時はライフライン
- 2: “見せない備え”が安心を生む
- 3: ワンルームでもできる“防災力アップ術”
- 4: ふもとあさとの読むラジオ
普段はインテリア、非常時はライフライン
「これ、ただのベンチじゃないんです」
そんな一言から始まるのが、最近注目されている収納ベンチの話。限られたスペースでも座るとしまうの二役をこなすこのアイテム、実は今、防災の世界でも脚光を浴びています。
中に入っているのは、クッションじゃなくて…非常食、懐中電灯、簡易トイレなどの“いざ”というときの備え。
「えっ、そんなものが入ってるの?」と驚くかもしれませんが、これが今の防災の新常識。
災害時にすぐ取り出せる場所に備えを置く──そんな発想が、インテリアと防災をつなげました。
見た目はおしゃれ、でも中身は命を守るライフライン。
“座れる備え”が、私たちの暮らしにそっと溶け込んでいるのです。
“見せない備え”が安心を生む
防災グッズって、どうしても“いかにも”な見た目になりがち。
赤い袋、銀色の缶、ゴツいライト…それらが部屋の隅に積まれていると、なんだか生活感がにじみ出てしまう。せっかくのインテリアも、ちょっと残念な雰囲気に。
でも収納ベンチなら話は別。見た目はおしゃれな家具のまま、中にはしっかりと防災グッズを隠しておける。
「備えてるけど、見せない」──そんなスタイルが、今の暮らしにフィットしているのです。
特に若い世代からは、「部屋の雰囲気を壊さずに安心を手に入れられる」と好評。
美しさと備えの両立。それが、“座れる防災倉庫”のもうひとつの魅力なのかもしれません。
ワンルームでもできる“防災力アップ術”
「防災グッズ、置きたいけど…どこに?」
ワンルームや1Kなど、限られたスペースで暮らす人にとって、備えの置き場は悩みのタネ。ベッド下はすでに収納済み、クローゼットもパンパン──そんな状況、きっとあるあるです。
そこで登場するのが収納ベンチ。座る場所として使いながら、中には防災グッズをしっかり収納。しかも、部屋の雰囲気を壊さず、生活導線も邪魔しない。
まさに都市型ライフスタイルにぴったりのアイテムです。
「狭いから備えられない」ではなく、「狭いからこそ、工夫する」。
そんな発想の転換が、“座れる防災倉庫”という選択肢を生んでいるのかもしれません。
ふもとあさとの読むラジオ
はい、ということで──ここまで座れる防災倉庫という、ちょっと意外な防災アイテムについて、たっぷり紹介してまいりました。いやぁ、聞いてて思わず「へえ〜!」って言っちゃいましたよ。
琳琳ちゃん、これ、ほんとに実在するんだよね?
はい、実在します!最近では自治体の公園や駅前にも設置されていて、家庭用のスツール型も人気なんですよ。見た目は完全にインテリアなのに、中には懐中電灯や非常食がしっかり入ってるんです。
なるほどねぇ。昔は“防災倉庫”って言うと、銀色の箱が校庭の隅にポツンと置いてあるイメージだったけど、今は座れるし隠せるし、しかもオシャレ。時代は変わったねぇ。
そうなんです。特に都市部のワンルームや1Kに住む若い方には、「場所を取らない」「生活感が出ない」「座れる」っていう三拍子が揃っていて、支持されているんですよ。
うんうん、わかる。僕もね、昔ワンルームに住んでた頃、備えたい気持ちはあるのに置き場がなくてね。結局、押し入れの奥にしまっちゃって、いざというとき出せないっていう…あれ、意味ないんだよね。
さて、ここでちょっと聞いてみようか──ロン、どう思う?
リスナー目線で、この“座れる防災倉庫”、どう感じる?
ワン!──あ、失礼。
はい、ふもとさん。リスナー代表としてお答えしますと、「見た目が家具なのに中身が防災」というギャップに、驚きと安心を感じる方が多いと思います。
特に「備えてることを忘れない仕掛け」として、日常的に目に入る場所に置けるのは、心理的にも有効です。
確かに、“しまい込む”より“使いながら備える”って、今の防災スタイルですよね。
うん、まさに“暮らしに溶け込む防災”。
ロン、技術的にはどうなの?耐久性とか、収納力とか。
はい、技術解説モードに切り替えます。
収納ベンチの多くは、耐荷重100kg以上の設計で、座っても安心。内部は仕切り付きで、懐中電灯やラジオ、簡易トイレなどを分類して収納可能です。
素材も防水・防炎仕様のものが増えていて、災害時の使用にも配慮されています。
おぉ〜、さすがロン。森羅万象に通じてるだけあるねぇ。
琳琳ちゃん、最後にひとこと、リスナーに向けてメッセージをお願い。
はい。防災は「特別なこと」じゃなくて、「日常の延長線」にあるもの。
“座れる防災倉庫”は、そんな考え方を形にしたアイテムです。
ぜひ、あなたの暮らしにも取り入れてみてくださいね。
ということで、今日のテーマは「座れる防災倉庫という選択肢」。
備えながら、座って、暮らす──そんな新しい防災のカタチ、これからも注目ですね。
それではまた次回、お会いしましょう!